皆さんは、マジックリアリズムというものをご存じですか?私たちの日常の中に、非日常的な要素(魔法、幻想など)が存在している描写がなされている表現技法です。
ポイントとなるのは、異世界や特殊な世界観の中ではなく、
あくまでも、私たちが普段体験しているような日常の中に、当たり前のように(私たちにとっては)非日常的な要素が組み込まれているという点。
マジック(魔法)とリアリズム(現実主義)というのは、一見、相容れないもののように思えますが、この両者を見事に融合させたのがマジックリアリズムなのです。
どこまでが現実で、どこまでが幻想なのか…その境界が分からなくなってしまうような奇妙で不思議な世界を堪能できることが、マジックリアリズムの醍醐味。
世界的に知られる作品として、小説ではガルシア=マルケスの「百年の孤独」、絵画だと
ルネ・マグリットの作品、
また、日本文学においてはガルシア=マルケスに影響を受け、その作品をを日本に広めた安部公房が知られていますが、
この技法自体は現在でも度々用いられており、例えば、ライトノベル作家である桜庭一樹なども挙げられます。
こうした世界を気軽に楽しむのであれば、マジックリアリズムな絵を用いたグッズを持ってみるのもいいかと思いますよ。
こちらは、アルフォンス・ミュシャの有名な作品、「ゾディアック」(王道十二宮)を絵柄としたポーチです。
このような、かわいらしい絵柄もありますよ!
ファンタジーともSFとも少し違った世界に浸りたい時、日常の中にちょっとした刺激が欲しい時…
マジックリアリズムの世界を味わってみてはいかがでしょうか?