こんにちは。SUN&MOON 柳瀬更織です。
今回は、30代事務系の方から、こんなご相談をいただきました。
<お悩み>
私は昔から、生理前になると頭痛、腹痛、気持ちが沈む…などPMSの症状が重く、ひどいときは誰とも話をしたくない、外出もしたくない、当然彼氏にも会いたくない…。という感じで、他とのコミュニケーションができなくなります。
生理が来ればケロっと楽になって、気持ちも晴れ晴れ、テンションも上がります。
先日、彼氏とのデートも、PMSがつらくてキャンセルしたら夜、LINEのメッセージで喧嘩になり、フラれてしまいました。
同じように友達にも嫌な思いをさせたことがあり、自分が悪いのはわかっているのですが、どうしても体が動かなくなるんです。どうしたらいいんでしょうか。
(30代/事務系)
PMS…月経前症候群の症状は、本当に辛いですよね。
先に、大切なことをお伝えします。
あなたは、何も悪くありませんよ。
ご自分を責めないで下さい。
これは、周囲の「不理解」が問題なのです。
PMSは、生理時の手間や不快感の他に、身体と精神の不調が混在して、感情の揺れも大きくなり、自己コントロールが不可能になる状態なので、生活に支障が出る場合が多く辛い症状です。
生理は、男性にはない生理現象なので、知識があっても、本当の大変さは女性にしか分かりません。
加えて、PMSのように「生理が生活に支障をきたす」という事実は、男性にとって知識の範疇を超えており、専門家でもない限り「本当の理解」というのは難しい分野です。
更に、女性同士でもPMSを体験をした人じゃないと分かってもらえないことがあるので、周囲の不理解がますますPMSを抱えた女性を苦しめます。
周囲がPMSの理解を深めていくということが重要であり、PMSを抱えている女性達が自分を責めることではないのです。
PMSを理解出来ずに、あなたを振った彼氏。
酷い事を言うようですが、そのような器の小さな男性はあなたに似合いませんよ。
PMSを理解できなくても、愛する女性が悩んでいることに心寄り添えないようであれば、その男性は、根本的に女性を守ることも出来ません。
あなたは、友人にも嫌な思いをさせてしまったと思っているかもしれませんが、そんなことはありませんよ。
PMSに限らず、相手の状態を受け止め、互いに思いやりを持ちながらお付き合いしていけるのが本当の友人です。
あなたこそ、友人の態度に嫌な思いをしたのではないですか?
きっと、理解されなくて悲しかったですよね。
あなたは、優しい方です。
きっと、あなたは、友人が苦しんでいるときには理解して寄り添っていける心を持っていると思います。
あなたは、悪くない。
慰めでお伝えしているわけではありません。
私は心から、そう感じているのです。
ところで、PMSに関して、婦人科など病院にはかかられていらっしゃいますか?
もし、ひとりで症状を我慢していたのなら、病院を訪ねて下さい。
PMSを緩和するための治療、生活の指導、カウンセリングなど、しっかりとあなたをサポートしてくれます。
また普段の生活の中で、ストレスを減らしていきましょう。
まずは、ご自分を責めないこと。
趣味などに没頭したり、好きな事をして穏やかな自分時間を持つこと。
身体に優しい食事をすること。
散歩やヨガなど軽めの運動をして、心地良い疲れとなるよう身体を適度に使うこと。
リラックスがPMSを緩和に繋がる場合があります。
それから、ちょっと不思議なお話しになりますが、PMSで心身の不調に悩まされているときは、夜空の月を見上げて月光浴をしてみましょう。
曇りや新月などで、夜空に月が見えないときでも、月のエネルギーは存在しています。月のエネルギーは、心に静寂を呼び、体内浄化を促します。
月光浴をしながら、ゆっくりと深呼吸をして、月の光に包まれているイメージをしながらお休み下さいね。
最後に。
PMSを体験したことがなくても、理解と知識を持って、あなたの心身に寄り添ってくれる人は必ずいます。
私も、そのうちのひとりでありたいと願っています。
どうか、あなたひとりで頑張らないで下さいね。