こんにちは。SUN&MOON 柳瀬更織です。
今回は、30代会社員の方から、こんなご相談をいただきました。
<お悩み>
最近彼氏ができました。その彼には奥さんと子供がいます。
いわゆる“不倫”という関係です。
私は社会に出てからは妻帯者としか付き合ったことがありません。
当然、寂しく、辛い時もあるのですが、相手の家庭を壊す気もなく、奥さんと別れてほしいとも思わないんです。
逆に彼が奥さんと別れると言い出したら私はその彼と別れます。
結局、結婚したくないから、妻帯者と付き合ってるんじゃないの?と、友達に言われたことがありますが、そうなのかもしれません。
不倫は良くないことだとわかってはいるのですが…。
(30代/会社員)
あなたの心の奥深くにあるものを抉り出す必要があると感じました。
もしかしたら、決めつけた言葉ばかりが並んで、何にも分かってないと憤慨されるかもしれません。
しかし、あなたには幸せになってほしいのです。
どうか…最後までお付き合い下さい。
あなたは「自分は割り切って不倫をしている」と思っているかもしれません。
事実、妻帯者である彼の家庭を壊す気持ちもなく、彼が奥さんと離婚をすると言い出すと別れることを選んでいます。
そして、ご相談の内容は、許されざる恋愛に秘めた背徳の情熱だとか、そのような女心とは程遠い印象で、驚くほど冷静です。
まるで「自分は幸せになるつもりはない」と言い切っているかのようです。
しかし…私は、あなたの「空虚な心の叫び」を感じました。
愛されたいのに、愛してもらえない。
守ってもらいたいのに、守ってもらえない。
あなたの綴る言葉から、そんな悲しみを感じるのです。
あなたは、今の彼の魅力は、彼を支え、深く関わってきた奥さんやお子さんがあってこそ成り立っているものだと認識して不倫をしています。
彼から家族を奪うつもりも、家族から彼を奪うつもりもない。
あなた自身、彼に深入りしようとはしない。
…不幸になりたいわけでも、幸せになりたいわけでもない。
矛盾していますね?
あなたは「幸せになりたい」という願望を持つことを恐れているように感じます。
だから、幸せを望まないし、幸せを求めない。
彼がすでに幸せな人であれば、あなたが彼の幸せに責任を持つ必要はありません。
そして不倫という形ならば、あなたは多くの幸せを最初から望まなくて済みます。
あなたは「愛」に対して絶望することを避けるために、家庭での幸せが成立している男性をわざわざ選んでいるように見えます。
誰かを心から愛することさえも拒絶して、愛されることからも逃げているように感じます。
不倫を繰り返してしまうのは、自分の心を深く傷つけないための防衛本能から来ているのではないかと思うのです。
不倫をやめたい、このままではいけないと感じているならば
ご自分の心に、過去の記憶に、正直に向き合ってみて下さい。
過去に、あなたの信頼を大きく傷つけた出来事があったのでしょうか?
愛に関して、とても辛い記憶があるのでしょうか?
本当は
愛し愛され、安心して帰ることができる場所を探していませんか?
あなたが、あなた自身に「幸せになる許可」をしなければ、何も変わりませんよ。
今回は、彼の奥さんやお子さんのことを書くつもりはありません。
不倫にどんなリスクがあるか…それは、あなたが一番よく理解していることだと思います。
私が、あなたに望むことは、たったひとつ。
ご自分に「幸せの許可」を与えて下さい。
そして幸せになることを望んで下さい。
愛に満たされた出逢いをどうか恐れずに。