だんだんと暖かくなってきて、春本番ですね。
周りを見渡すと、色とりどりの花が咲き誇っているのではないでしょうか。
ふんわりと漂ってくる花の香りは、優しい気持ちにしてくれますよね。
そこで、今回は、アロマオイルの中でも、花から抽出された精油をご紹介しましょう。
■ローズ
濃厚で強い香りながら、どこかスパイシーさも感じられるのがローズです。
主な産地としては、ブルガリアやトルコのものが多く、とても高価な値がついています。
その理由は、オイルを抽出するために、とても大量の花びらを必要とすることが挙げられます。
また抽出についても花びらが繊細なため、水蒸気を用いながら蒸留する方法がとられます。
効用については、殺菌作用が強く、お肌を引き締めて肌トラブルを改善します。
また、香りには気持ちを前向きにして、不安を和らげる働きがあります。
さらに女性には嬉しいことに、ホルモンバランスを整えて、
月経周期を調整するなど女性特有の諸症状を改善します。
■ローマンカモミール
リンゴのような甘い香りをしているのがローマンカモミールです。
主な産地はイギリスやフランスなどから北欧にかけてのエリアになります。
こちらもローズと同様、水蒸気を使って花びらから精油を蒸留しています。
効用については、鎮静作用に優れていることから、不眠トラブルにも適しています。
また、炎症を抑える力が強いので、抗アレルギーの軟膏としても活用できます。
精油自体の働きは緩やかなため、小さなお子様にも使いやすい精油です。
今回は、2種類の花が主役のアロマオイルをご紹介しました。
他にも、ラベンダーやジャスミン、ネロリなど、
花から抽出されるアロマオイルはたくさんあります。
どれも、華やかな香りなので、ぜひ、お気に入りの香りを見つけてくださいね。
AEAJ認定アロマテラピーアドバイザーの花山さくらでした。