こんにちは。SUN&MOON 柳瀬更織です。
今回は、45歳看護師の方から、こんなご相談をいただきました。
<お悩み>高校1年生の息子がいます。中学ぐらいまではまだよかったのですが、最近は反抗期というか、家族との接点を全く持とうとしなくなりました。話しかければ「うん」ぐらいは帰ってきますが、夜遅く帰ってきて、土日は部活の友達と出かけてしまいほとんど家にいません(というか、家にいたくない雰囲気?)仲良くしてきたつもりなのですが、どう接していいかわかりません・・・。放っておいても大丈夫でしょうか。(45歳/看護師)
立派な反抗期を迎えましたね!
これまで、我が子の成長を願い、時には厳しく、そして優しく関わり、いろいろなことを親子で乗り越えてきた子育てだったでしょう。
親としての葛藤や悩みもありながら大切に育ててきた我が子ですから、家族との接点を避けて素っ気ない態度をする我が子の様子に、親として「どうしたものか…」と悩むのは当然です。
息子さんの幼少期の無邪気な笑顔、お母さんにいろんなお話しをしてくれた日々を振り返ると、今の息子さんは、まるで別人のように感じますよね。
そして、少し寂しくもあります。
でも、適切な時期に反抗期を迎えたことは、子育てが成功した証ですよ。
とても喜んで良いことだと思います。
子どもが、反抗期を迎えた時…。
一番、大切なことは、日常の声掛けは欠かさずにすることです。
「おはよう」
「いってらっしゃい」
「おかえり」
「おやすみ」
返事をしてくれないことも、あるかもしれません。
うるさいなぁ…という表情で、面倒くさそうな態度で返答するかもしれません。
でも、そこで特別な反応は必要ありません。
いつもと変わらず、お子さんが幼いころから繰り返してきた基本的な声掛けを続けていくだけです。
そして、親としての直感は見逃さないようにしていきましょう。
お子さんの顔の表情ひとつ、態度ひとつが「反抗期とは何か違う」「明らかにおかしい」と直観的に感じた時は、反抗期以外に悩みを抱えていることもあります。
やはり、まだまだ未熟な高校生です。
本人が、いくら大人ぶった態度をしていても、社会の中で、ひとりでは乗り越えられないこともあるかもしれません。
…とはいえ、幼いころのように、素直に親に相談をしてくる年齢でもありませんよね。
そういう時は、社会の目をお借りすることも大切です。
家庭では見えてこない子どもの姿が、社会の目線で明らかになることもあります。
例えば、学校でのお子さんの様子を担任の先生に聞くなど。
お子さんの様子が「何かおかしい」と感じた時は、子ども関係の社会との繋がりからアプローチすることも親の役目です。
何も無いに越したことはありませんが、いつでもお子さんのヘルプに手を差し伸べる心構えは持っていて下さい。
反抗期は、親の手元から飛び立つ準備。
子どもの自立心が育っているからこそ迎える期間です。
「手も口も出さず、しかし目は離さない」という気持ちで、お子さんの健やかな自立の時期を見守りましょう!