何となく、心がざわざわして、落ち着けない、眠れない…
理由が明確に分かっている時はまだしも、自分でも理由が分からない時もあるかと思います。
そこで、
「どうしてこんなにも心がざわざわするんだろう…」
「何でわけも分からず不安を感じるのだろう…」
と感じると、尚更心がざわついてしまうかもしれません。
人の感情や潜在意識というものは、どうしても、言語化などで分かりやすくできないこともあります。
しかしそれは、人間ならば誰でも起こり得ること。
「自分の心が弱いからでは…」などと、気に病むことはありません。
とはいえ、心がざわつくのが原因で、眠りたくても眠れないというのは、
特に次の日も仕事や何かしらの予定がある方にとっては、厄介に感じるでしょう。
心をリラックスさせる方法は多く知られていますが、その中でも、ひとりの室内でも簡単にできる方法をひとつ、ご紹介しましょう。
それが、キャンドルセラピーです。
「セラピー」と言っても、何か専用の道具やメソッドが必要なものではありません。
最低限必要なのは、キャンドル1本と、マッチ、ライターなど火をつけるための道具だけです。
皆さんは、ろうそくに灯された火をじっと見つめたことはありますか?
些細な空気の流れに合わせてゆらゆらと揺れているその様子を見ていると、
何だかほっとして、心があたたかくなるような気がする…
そんな経験をした方も多いのではないでしょうか。
ろうそくの火は、1/fのゆらぎを持っていると言われています。
この1/fというのは、川のせせらぎや星の瞬き、蛍の光り方など、
自然界にも見られる、不規則な中に規則的なものがあるゆらぎの周期です。
これらは癒されるものの例としても挙げられるものですね。
そして何より、人間の心拍も、この1/fのゆらぎを持っているとされます。
とくん、とくん、という心拍を感じていると心が落ち着くものですが、あれと似たような効果が、ろうそくの火にも期待できるということです。
やり方は、お好みのキャンドルに火をつけ、それをじっくりと眺めるだけ。
部屋を薄暗くした方が、よりろうそくの火をはっきりと見ることができますし、
わずかな灯りのある暗闇の中というのは、それだけでも心を落ち着かせる効果がありますよ。
また、この時、お好きな香りのアロマキャンドルを用いると、視覚だけでなく、嗅覚からも癒やされるのでおすすめです。
ただし、手軽に行えるキャンドルセラピーにも、少しではありますが注意すべきこともあります。
いくら小さいとはいえ火を扱うことになりますので、安全性を確保することが必要です。
キャンドルの形状によっては手に持っても問題ありませんが、
キャンドルを安定して置くためにも、専用のスタンドを用意した方がより安全でしょう。
キャンドルスタンドは様々なデザインのものが販売されていますが、
実は、オルゴナイトで作られたキャンドルスタンドも存在します。
オルゴナイトによって空間やご自身のエネルギーが浄化されることで、
キャンドルセラピーの効果もより高まることでしょう。
その他、留意いただきたい点としては…
ろうそくの火は、強めに息を吹きかければほとんどは消えますが、念のために消化用の水を用意しておくと、より安全に行えるかと思います。
あるいは、お風呂場のように、水が多く、なおかつリラックスできるような場所で行うのもおすすめです。
ゆったりと湯船に浸かりながら、お気に入りの香りとろうそくの火をじっくりと感じる…
いつもよりずっと、心安らぐ特別なバスタイムになりますよ!
気軽に行えて、効果があるキャンドルセラピー。
心が疲れた時、気持ちがざわついて落ち着かない時、漠然とした不安がよぎる時などに、ぜひお試しくださいね。